【殺人】埼玉県さいたま市 別居中の53歳妻を路上で刺し死なせる 大学准教授の51歳夫逮捕

　逮捕容疑は、法代さんの胸を刃物で刺して殺害しようとしたとしている。県警によると「刺したことは間違いない」と容疑を認めている。調べに同県越谷市に引っ越してきたばかりだと話しているという。

法代さんは搬送先の病院で死亡が確認されました。

　「すごく優しい方。犯罪被害にあってしまった方々の心理とかに関して、すごく親身に詳しく教えてくださった方なんで」（浅野容疑者の講義を受けていた学生）
　その後の捜査関係者への取材で、浅野容疑者は、帰宅後買い物に行く途中だった法代さんを待ち伏せて犯行に及んだとみられることが分かりました。
　一方、亡くなった法代さんの上司が取材に応じました。
　「少年たちのお母さん的な役割も担えるような優秀な職員でしたね。（Ｑ．家庭内でトラブルは？）それは承知していない」（さいたま少年鑑別所 玉井清一 次長）
　警察は浅野容疑者が計画的に犯行に及んだとみて、捜査しています。

正容疑者は臨床心理学や犯罪心理学が専門で、「非行や犯罪の発生メカニズムを探求」しているという。被害者を支える「埼玉犯罪被害者援助センター」の理事を務める。ホームページの自己紹介では、少年鑑別所や刑務所に勤務した経験を生かし、「被害者支援を中心とした、社会的な実践活動にも力を入れています」と書いている。

二人の間では数年前から口論が絶えず、最近は別居状態だったという。犯行現場では、正容疑者が自転車に乗った法代さんを追い掛けて倒し、馬乗りになって包丁で刺す様子が目撃されていた。法代さんは胸元を複数回刺されていた。

　法代さんは国家公務員旧Ｉ種試験をパスして法務省に入り、昨年四月に同鑑別所に赴任。統括専門官として職員を束ねる立場にあった。夫と子ども三人の五人家族で官舎への入居申請が確認されたという。

心臓付近を刺されており、県警は強い殺意があったとみて殺人容疑で調べる方針。

法代さんは統括専門官として収容者の処遇全般を担当。事件の約30分前の16日午後5時半すぎに退勤していた。法代さんは近くの官舎に住んでいた。

夫は調べに対し、動機について「言いたくありません」と供述している

２人は１年ほど前から別居していた