【放火,殺人】富山市新庄銀座 自宅に放火、74歳母親を殺害 46歳三女逮捕、鑑定留置

容疑について「覚えていない」と話しているという。
　逮捕容疑は３月３０日午前５時１５分ごろ、洋子さんらと同居していた富山市新庄銀座の住宅に放火した疑い。
　富山中央署によると、司法解剖の結果、洋子さんの死因は頸部（けいぶ）を圧迫されたことによる窒息死の可能性が高いと分かった。同署は、洋子さんが死亡した経緯についても捜査を進める。

富山市で住宅の一部が焼け、住人の無職、片山洋子さん（７４）の遺体が見つかった事件で、富山県警富山中央署は２１日、殺人の疑いで、三女のパート従業員、和代容疑者（４６）＝現住建造物等放火容疑で逮捕＝を再逮捕した。「覚えていない」と供述しているという。同署は事件に至った経緯や刑事責任能力の有無などを慎重に調べる。
再逮捕容疑は３月３０日、富山市新庄銀座の自宅２階の寝室で、洋子さんの首をひも状の物で絞めて殺害したとしている。
火災は同日早朝に発生。発見時、洋子さんはベッドに横たわり、和代容疑者は同じ部屋で意識不明の状態で倒れていた。
現場の住宅は和代容疑者と洋子さん、容疑者の姉とその夫の４人暮らし。逃げて無事だった姉を除く３人が病院に搬送され、姉夫婦に大きなけがはなかった。

富山市の住宅が焼け、住人の片山洋子さん（７４）の遺体が見つかった事件で、殺人などの疑いで逮捕された三女の無職、和代容疑者（４６）について、富山地検は６日、鑑定留置を富山地裁に請求し認められたと明らかにした。「（事件の経緯を）覚えていない」などと供述しており、刑事責任能力の有無や程度を調べる。期間は同日から９月１１日まで。
和代容疑者は自宅２階の寝室を焼損させたとする現住建造物等放火の疑いで５月１日に逮捕され、同２１日、洋子さんへの殺人容疑で再逮捕された。
事件は３月に発生。和代容疑者の首や腕に切り傷があり、富山県警は回復を待って逮捕した。