【死体遺棄】山梨県甲府市 寺に乳児の遺体を遺棄 32歳母親逮捕

遺体が見つかったのは甲州市塩山上井尻の清水寺の境内で、8日午前11時40分ごろ、近くの住民が遺体のようなものを見つけ、午後になって通報しました。
寺は井尻小学校から南に600ｍの果樹園が広がる住宅街にあり、発見当時あたりは騒然としたということです。
警察によりますと遺体は裸のような状態で置かれていて、腐敗が進んでいたということです。
警察は司法解剖を進め、赤ちゃんの性別や傷の有無を調べるとともに死体遺棄事件として母親の特定を進めています。

甲州市の寺で乳児の遺体が見つかった事件で、警察は18日、寺の近くに住む甲州市の会計年度任用職員の女を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、甲州市塩山上井尻に住む甲州市の会計年度任用職員須山真衣容疑者(32)です。甲州市塩山上井尻の清水寺の境内に乳児の遺体を遺棄した疑いです。
警察によりますと、須山容疑者は容疑を認めていて、去年11月上旬、乳児を出産した直後に1人で寺の境内に埋めたと供述しているということです。
乳児の遺体は今月8日に発見されましたが、その後、警察への情報提供で須山容疑者の関与が浮上しました。
須山容疑者は家族と同居していますが、家族は容疑者の妊娠に気づいていなかったということです。
警察は動機や詳しい経緯などを調べています。