【DV,傷害】東京都小金井市 50代妻を殴り大ケガ負わせる 東京国税局職員の59歳夫逮捕

調べに対し、「今はお話しすることはありません。弁護士と相談します」と述べているという。

武藤容疑者は1月26日と29日、通院中の病院から自宅などに帰る途中の車内で、当時交際中で後に妻となる50代の女性の顔を左手のこぶしで数十回殴打するなどし、鼻の骨折の2カ月の重傷を負わせた疑いがある。
　武藤容疑者は3月に妻と結婚したが、4月にも自宅で妻を蹴って肋骨（ろっこつ）骨折や全身打撲の大けがをさせたとして、5月に傷害容疑で逮捕され、起訴されていた。武藤容疑者は調べに「自分は空手の五段を持っている」と説明したという。
　妻はいずれも病院を受診したが、その際、武藤容疑者の指示で「空手の稽古中にけがをした」と説明していた。妻に空手の経験はないという。医師が不審に思い、警視庁に5月に情報提供していた。
　警視庁は、武藤容疑者が日常的にDVをしていたとみて調べている。

武藤職員は空手の有段者で、ことし4月にも自宅で妻に暴行を加えて内臓破裂などの大けがをさせたとして傷害の罪で起訴されていました。
妻は病院を受診した際「空手の稽古中にけがをした」と説明していましたが、医師がけがの状態を見て不審に思い、警視庁に通報したということです。
病院で事実と異なる説明をしたことについて、妻は「夫から稽古中にけがをしたとうそをつくよう指示され、本当のことを言えなかった」と話しているということです。

車の中で妻を殴って大けがをさせたなどとして逮捕・起訴された東京国税局の５９歳の職員が、入院していた妻に対し「ナイフを突き刺してやる」などと電話で脅していた疑いがあることが分かり、脅迫の疑いで再逮捕されました。
調べに対し、黙秘しているということです。
再逮捕されたのは、東京国税局の税務相談官で東京・小金井市の武藤静城容疑者（５９）です。
武藤職員はことし１月から４月にかけて、５０代の妻を車の中で数十回にわたって殴ったり、自宅で暴行を加えたりして、鼻の骨折や内臓破裂などの大けがをさせたとして傷害の罪で逮捕・起訴されました。
捜査関係者によりますと、その後の調べで先月、入院していた妻に電話をかけ「殺すぞ」とか「心臓にナイフを突き刺してやる」などと脅していた疑いがあることが分かったということです。
病院では当時、ＤＶ＝ドメスティックバイオレンスの疑いがあるとして妻との面会を制限していましたが、職員は病院側に面会を要求し、病室に複数回にわたって押し入ろうとしたということです。
妻に電話をかけたのはそのあとだということで、警視庁はＤＶが日常的に行われていた疑いがあるとみて詳しいいきさつを調べています。
調べに対し、黙秘しているということです。