【死体遺棄】神奈川県川崎市 82歳父親の遺体を2週間放置 52歳息子逮捕「通報のタイミング逃した」
【判決】父親の遺体放置、長男に猶予判決 地裁川崎支部

　逮捕容疑は、１６日ごろから自宅で父親（８２）の遺体を遺棄した、としている。父親に外傷はないといい、署は死因を調べている。

父親と容疑者は２人暮らし。２８日に、容疑者が「父親が亡くなったが、今日まで放置した」と１１０番通報し、駆けつけた署員が１階居間の布団の上であおむけに横たわっている父親を見つけた。

容疑者は「口に手を当てても呼吸していないので死んでいると思ったが、通報のタイミングを逃した。別居している弟が遺体を発見したので通報した」などと供述、容疑を認めている。

　川崎市多摩区の自宅で同居する父親＝当時（８２）＝の遺体を放置したとして、死体遺棄罪に問われたコンビニ経営の長男（５２）の判決公判が４日、横浜地裁川崎支部で開かれ、小泉健介裁判官は懲役１０月、執行猶予３年（求刑懲役１０月）を言い渡した。